ファーマインドの理念、社名に込められた思いについて
日本の農業を取り巻く環境と
ファーマインドが果たすべき役割は
どのような人がファーマインドに向いているか
求められるスキルは
女性の活躍に対する期待は
(2019年2月 取材時点)
「生産者と消費者を繋ぐ」、それがファーマインドの企業理念です。国内外の生産物が、安全で豊かであり続けるための環境づくりを目指し、消費者に新鮮で美味しい青果物をお届けしています。青果物は生産者から消費者の手へ届くまでの過程で、品質が変化しやすい繊細な商品です。そのため、ファーマインドは、生産者が作ったものを新鮮で良い品質のまま、消費者へ届けるための仕組み作りを続けています。「生産者の想いを消費者に伝える」ことは、私たちが創業から一貫して追い求め続けているテーマです。そこで、Farm(農場) とMind(想い)をつなげた造語を社名(=ファーマインド)としたのです。
日本の社会にとって、農業の活性化は最も重要な課題の一つです。今日の日本の農業は、少子高齢化に伴う農業人口の減少や、気候変動と頻発する自然災害による需給バランスの不安定化など、様々な問題を抱えています。こうした環境の中、ファーマインドは、「未来の青果物を支える」ことをミッションに掲げています。
ファーマインドは、全国14か所のセンターをベースに日本全土をカバーするコールドチェーン、独自で青果専用に開発したITシステム、さらには、調達、製造・加工、マーケティング、物流、販売まで、青果流通全体を網羅する幅広い専門機能を構築してきました。これらの機能を有効に活用することで、消費者に新鮮で品質のよい青果物をリーズナブルな価格でお届けすると同時に、生産者が適正な対価を得て、安定的に生産を継続できる環境を作ることを目指しています。つまり、私たちの理念である「生産者と消費者を繋ぐ」を実現することで、未来の青果物を支え、農業の活性化に貢献できると考えています。その意味で、私たちは、社会的意義の強い仕事に取り組んでいると自負しています。
新しく入社される皆さんにも、私たちと一緒に社会的意義を常に感じながら、未来の青果物を支える仕事に積極的に取り組んで頂きたいと思います。
新しいことに挑戦することを躊躇しない、むしろ楽しいと思えることが重要です。私たちが構築と改善に取り組み続けている「生産者と消費者を繋ぐ」ための仕組みは、とても複雑です。また、青果流通を取り巻く環境は、目まぐるしく変化しています。そのため、私たちは、これまで築き上げてきた機能やノウハウの上に安住するのではなく、常に進化を求め続けなければなりません。こうした課題に仲間と一緒に挑戦すること、共に達成していくことが楽しいと思える方がファーマインドに向いていると思います。
私たちの仕事には、コミュニケーションスキルがとても重要です。ファーマインドは、青果流通全体を網羅する様々な機能によって成り立っています。そして、これらの機能は、相互に繋がることによって初めて最大の効果を発揮します。つまり、異なる機能を担う各部署の間での緊密な連携、すなわちコラボレーションが成功の鍵となります。社員も同じです。個々のメンバーは、様々な機能の部署で働いていながら、他の部署のこともしっかり理解していないと、十分に成果を上げることはできません。お互いを知ることで、各々が高い質で役割を果たすことができるのです。そのためには、コミュニケーションスキルが必要不可欠です。
主体的に意思決定をしていくことも求められます。青果流通を取り巻く環境は常に変化しています。また、繊細で、品質が変化しやすいという青果物の性質上、スピーディに判断をしなければならない状況に日々ぶつかります。目の前にある課題をどうするか、現場が即断しなければならないわけです。ファーマインドの社風として、現場への権限の委譲はされています。また、仮に失敗しても周りが進んでサポートすることも、私たちの社風の一つだと思います。
ぜひともコミュニケーションスキルを高めながら、主体的に様々な課題に挑戦していただきたいと思います。
多くの女性のみなさんにも、私たちと一緒に、生産者と消費者を繋げ、青果物の未来を支える仕事にチャレンジしていただきたいと思っています。青果流通を取り巻く激しい環境変化に対応していくためには、しなやかな感性や柔軟な発想が欠かせません。そもそも青果物の主たる購買層は主婦をはじめとする女性の方々です。歴史的に、男性が主体だった業界ですが、これからは、女性の視点・発想での商品開発やマーケティングなど、幅広い分野での活躍を期待しています。
(2019年2月 取材時点)