Sustainability
サステナビリティ
持続可能な未来に向けて
ファーマインドは「生産者と消費者をつなぐ」という理念のもと、青果に関するあらゆるソリューションを提供してきました。これからも、当社グループは世の中の変化や課題を踏まえながら、よりよい環境・社会の実現につながる企業活動を展開します。

サステナビリティ基本方針
サステナビリティ基本方針と
考え方
ファーマインドグループは、創業以来「生産者と消費者をつなぐ」という企業理念のもと、食料安全保障の実現に取り組み続けています。
私たちは、世界中そして日本全国の産地と消費者をつなぐコールドチェーンと情報ネットワークを核とした青果の総合流通プラットフォームを築き、青果流通の課題解決や効率化を進めることで、新鮮な青果の安定的な供給と食品ロスの削減に貢献してまいりました。さらに、高品質な青果を効率的かつ持続的に生産できる農事業モデルの構築を推進することで、国内農業の活性化と雇用の創出につなげ、食料自給率の向上を目指しています 。
生産者の安定的な農業基盤と、消費者の安心・安全な食生活を支え、食料安全保障の実現に寄与する、こうした事業活動を推進することこそが、私たちの考えるサステナビリティ経営です。これからも本業にまい進することで、企業価値を向上させるとともに持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
株式会社ファーマインド
代表取締役会長兼CEO
堀内 達生
環境への取り組み
食品ロスの削減

生産地から小売店までの道のりを適切な温度を保って保管・加工・輸送できることで、青果の鮮度保持期間を伸ばし、品質劣化による廃棄をおさえています。

各販売店と自社商品の年間の予定販売数を計画。生産段階で過剰生産を避けるとともに、販売店の必要数の増減状況をITシステムで把握。フレキシブルな販売数の調整を可能にして、需給がマッチしないことによる販売機会ロスと廃棄ロスの削減を進めています。
リサイクルの推進

写真提供:市原ぞうの国
少しの色ムラや変色、小傷が理由で販売されない青果、袋詰め時に取り除かれる葉物野菜の外葉、カットフルーツ加工時に出る果皮などは、可能な限り再利用できるよう取り組んでいます。例えば、家畜や飼育動物の飼料、バイオマスエネルギーの原料、農園の堆肥としてリサイクルすることで、産業廃棄物ではなく資源として活用しています。

輸送に使用する容器に再利用可能なリターナブルコンテナや緩衝材を採用し、発泡スチロールの廃棄量低減に努めています。
CO2排出量削減

当社では、脱炭素社会の実現に向けて、温室効果ガス排出量削減に取り組んでいます。大型配送センター4拠点の太陽光発電設備の設置、追熟加工の省電力化のための加工システム改善など、引き続きCO2削減に貢献する事業活動をしていきます。
社会への取り組み
国内農業の活性化

現在の日本における農業は、担い手不足、耕作放棄地の増加など様々な課題を抱えています。未来でもおいしく安全な果物や野菜が食べられるよう、次世代型のスマート農業事業を展開。新しい技術を導入した大規模自社農園での生産など農業全体にイノベーションを起こしています。

2021年から始まったJA全農との資本業務提携では、JA全農の生産者ネットワークと当社のコールドチェーンネットワークが有機的なシナジーを起こしています。また、産地側に貯蔵やパッキングが可能なストックポイントを整備することで、物流問題や担い手不足といった課題を改善し、安定供給の実現を図っています。
安定供給の実現

日本の食料の安定供給は、海外からの輸入に大きく支えられています。世界情勢や気候変動による影響をおさえられるよう、ワールドワイドに調達チャネルの多角化を行っています。例えば、1種類の青果に対して、複数の国・地域の生産者と契約することで、長期間、品質・価格ともに安定した供給を可能にしています。
安全・安心のために

一般的に青果物のトレーサビリティが難しいとされる理由に、生産・物流・販売をひとつの場所で管理できていないことが挙げられます。当社は、全工程をITシステムで管理し、収穫から販売までの情報を把握。安全性と信頼性を高めています。

一貫した製品・サービスを提供し、顧客満足を向上させるための品質マネジメントに関する国際規格「ISO9001」と、衛生面を含めた食品安全管理を実践するためのマネジメントシステムに関する国際規格「ISO22000」を取得しています。安全・安心な商品を提供できるよう管理強化を図っています。
※ISO22000はカットフルーツ製品、焼き芋製品について取得
ISO9001品質方針ならびに
ISO22000食品安全方針
“消費者のライフスタイルの多様化と市場の変化に対応する仕
組みを更に高度化することにより、青果流通におけるサービス
プロバイダーとして業界の発展と豊かな食生活の実現に貢献し
ます。”
1.ファーマインドグループの全国ネットワークと機能を有効に活用することにより、国内外の生産物が安全であり豊かであり続けるための環境づくりの手助けをし、それを食する消費者にその成果物を届ける手助けをします。
2.多様化した消費者のニーズに対応し、かつ科学的根拠に基づいた安全、安心な製品の開発、提供と情報発信を行います。
3.食品安全衛生に対する重要性の認識とコンプライアンスの徹底、並びにサステナビリティへの積極的な取り組みにより社会的責任を果たします。
4.上記は品質マネジメントシステムの継続的な改善を通じて達成していきます。
社会貢献活動

事業活動以外でも、私たちが社会に貢献できることが何かを考え活動しています。小児がんの克服に向けて活動する「公益財団法人ゴールドリボン・ネットワーク」の活動を支援し、売上の一部を寄付しています。また、小児がんの子どもたちを応援するイベント「ゴールドリボンウォーキング」に協賛しています。